2020年振り返りKPT
個人的トピック
喘息になった
気管支喘息の診断を受けた。喘息とか子供の病気だと思っていたのだけれど認識が甘かった。
2019年夏ごろから肺に違和感を感じていた。
具体的には、深呼吸に7割方失敗して肺の奥まで酸素を取り込めず、絶えず息苦しいという症状。強烈な発作で呼吸困難になることはないが、特にストレスを感じている時症状が重くなる。
原因はダニアレルギーだった。
ダニはどうやっても生活環境から根絶できない生物で、ケアするには再現なく時間と金が必要になることがわかった。
ダイソンの掃除機と空気清浄機を導入して、必要以上に埃が舞わないよう部屋にいるときはできるだけ静止するようになった。
寝具を防カビ製品に換えて布団の中では極力動かないようになった。冬お世話になっていた大判のブランケットはゴミに出した。
部屋での行動が制限された結果、とてつもないストレスを感じて余計に症状が悪化したこともあった(何事も気にしすぎは良くない)。
努力の甲斐あり、5割くらいは深呼吸できるようになった。初診の時の肺機能は95歳のそれと同等かそれ以下らしく、自分が40歳になる頃には110歳の肺になってしまうので、この先生きていけるか心配になっている。有酸素運動ができないので、ダイエットの必要に迫られた時に苦労しそう。
転職した
2019年11月末日を以て NTT データ系列の SIer を退職、友人の紹介で e ギフトの生成と流通を主事業とする会社に2020年1月6日付けで就職した。内定をもらったのは2019年の8月だった。
採用面接では、
- 「サーバーサイドに軸足を置きつつ、あわよくばインフラ、フロントエンドも技術スタックに加えたい」
- 「新規プロダクト立ち上げやってみたい」
あたりの話題を出していて、どちらも概ね達成できた(フルスタックぽい方向性として良いかどうかは置いておいて)。
贈り物を事業としているだけあって、温厚な人が集めっている感触が確かにある。人間の集まりで、これを感じられるのはすごいと思う。
医療レーザー全身脱毛を契約した
医療レーザー全身脱毛6回コースを契約した。
下の条件で大体20件くらいの美容整形外科を比較して、恵比寿プライベートクリニックが最もマッチしていた。大手の美容外科より10万以上安かった。
- 医療レーザー脱毛で、半永久的な脱毛効果があること
- 2週間以内に施術を予約できること
- 全身5~6回照射を前提にして料金が安いこと
12月頭くらいにふと思い立って、医療レーザーによるVIO脱毛を決行した。結果、期待通り圧倒的な開放感が得られたのだけれど、VIO以外中途半端に残すのもな...、と思い全身脱毛プランにチェンジした。
3回目の照射が終わるまでは高頻度で剃毛する必要があってかなり面倒くさいけれど、来年までには全ての施術が終わるそうなのでかなり楽しみにしている。
あと、自分が介護される側になった時、全身脱毛済だととてもありがたいらしいと聞いた。
料理をするようになった
コロナで在宅勤務が増えて時間ができたので。
自分はかなり飽き性でモチベーションを維持し続けるのが苦手なのだけれど、だいたい以下の理由から続けられていると思う。
- 人は当たり前にお腹が空く
- 写真を上げるとリアクションがあって嬉しい
- レシピを忠実になぞると当たり前に旨い料理ができる
- 何度か同じレシピを作り、ツメていくプロセスが楽しい
- 自宅にいながら立ち仕事になるので気分転換になる
- 食器とか選ぶの楽しい!
レシピは 樋口直哉 さんという料理家の note や cakes を参考にしている。理詰で料理の工程を説明してくれるので、手を動かしていて納得感が得られるのが大きい。
ギックリ腰になった
ニンニクを切っててギックリ腰になった。
普通に立ってるだけで痛めたので、多分この先も納得いかないタイミングで痛め続けると思う。
友達が増えた
打算抜きに友達が増えると楽しい。友達は多ければ多いほどいい。昔ながらの友人とも会う機会が沢山あったし、人間関係は使い捨てたり飽きたりしなければ劣化しない。
Syfylab というメディアを立ち上げた
三年ほど前から有志5名で machidania というSF合同誌サークルを名乗り、文フリに出店してたのですが、今年は別のことがやりたいね、となった。
代わりに、 syfylab というメディアを立ち上げた(記事提供(1記事だけ)しかやっておらず「立ち上げた」と自分が言うのはかなり図々しいですが)。
なんとか収益化したいので、google のクローラに引っかかりそうな記事をメインに書いたりなど巷のメディアがどのようなところを意識しているのかチョットだけわかって面白い。2021年はもう少しコミットしないと...。
ジムに通い始めた
遊びの幅が広がった
これも新型コロナ流行の影響もあり、友人とビデオチャットをしながら何らかのゲームをする機会が激増した。
性分としてアウトドア派じゃないので、こと遊びに関して2020年の世相はプラスの面が多かった(クラブにいけないのはツラかった)。
- 麻雀
- ポーカー
- Amoung Us
麻雀もポーカーも2020年に始めたばかりだけど、どちらも性質が似ている。将棋みたいな白黒ではなくて,ミクロな視点でゲームを分解するとモロに運に左右されるのに、マクロにはスキルが最も高いプレーヤーが勝つ。一手一手、絶えずベストな選択をしないと勝ちに漕ぎ着けないというのがシビアで面白いと思う。そしてプレーはどこまでもツメることができるし、極地では大金を得る機会が発生したり夢がある。
Amoung Us は年末に流行り出した。奇行して嫌がられている気がしたけど、結構誘ってくれる人がいて嬉しい....。
KPT
Keep
新しい事柄に取り組んでキャッチアップした
- 流行っているドラマ
- 新しい仕事と働き方
- 新しい能力
- 新しい遊び
- 新しい本
- 新しい音楽
- 新しい映画
- 新しい...etc
身体と心に気を使った
- あらゆる病院に積極的に通った
- ジム契約して通っている
- 冷たい飲み物を極力避けて温める
- 1日2回、汗が出るまで風呂に浸かる
友達が増えた
貯金できた
まとまったお金があると舵を切りやすくなるのがよかった。
生活用品に投資した
よりよく暮らすための買い物を沢山した。
- 椅子
- ケトル
- 空気清浄機
- 掃除機
- 4kディスプレイ
- コーヒーミル
- フライパン
- 調理器具その他
- ステレオ
- ankerのアダプタ
- メガネ
Problem
関心ごとが増えすぎたことによる集中力の低下
「関心ごと」は、解決に何らかのアクションを必要とする事柄。例えば、
- やるべき仕事や悩み事
- 読みたい本や記事
- 観たい映像
- ご飯何食べるか決めて食材を買い料理する
とかだと思う。良くも悪くも一年の密度はこれまでで群を抜いて高く、絶えず意識し続ける必要があった。
とるに足らない問題でも手をつけるまでは脳を占有して、そのほかの重要な問題の解決を遅らせる感覚があった。
うまく習慣付かない事柄があった
- 筋トレ
- 就寝時間
- 食事
- 汗かくまでお風呂に入る
仕事この先どうしよう問題
能力を伸ばす方向性というよりも、もっと抽象的な未来として目指す姿がイメージできない。
ご飯をお腹いっぱい食べすぎる
食べたらすぐ眠くなって、起きたらまた食べる、みたいな生活をやりすぎた
Try
関心ごとが増えすぎたことによる集中力の低下
=> 次の本を参考にして解決しようとしている。
- 作者:デビッド・アレン
- 発売日: 2008/12/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
このタスク管理手法は、「関心ごと」をすべて書き出して解決方法を管理することにある。
気になっている事柄には重要なものもそうでないものもあるけど、気になってしまうのはしょうがない(例えば、単に机のゴミを片付けるとか)。細かなタスクでも、積もれば足を引っ張ることになるという前提に立って行うタスク管理はこの時世において特に価値が高いなと思った。
仕事この先どうしよう問題
=> 別にエンジニアやらなくてもいいと思っている。
ご飯をお腹いっぱい食べすぎる
=> 最近は油を減らしたり、少しづつ糖質を削ったりしている。
今年よかったシリーズ
今年買ってよかったもの
買ってよかったものパッと思いつくのでも5個以上ある、けど書くのがめっちゃ面倒だった。
オカムラ バロンチェア
在宅ワーク用に中古で購入。どうしても白が欲しく、そうなるとエルゴノミクス系ではハーマンミラーのセイルチェアくらいしか選択肢がなかったのだけれど、サイズ的な問題も鑑みてバロンチェアを選択した。
以前は1万円程度の雑な椅子を使っていたが、1時間くらい座っていると腰に痛みを感じていた。が、バロンチェアは15時間くらい座り続けても全く平気。
AYAME の NEWOLD
a.g. cook と同じメガネが欲しく、いろいろ調べたり本人にDMで聞いてみたけど(返信なかった)わからずじまいでした。
国内のブランドを調べたりしつつ候補を挙げるまで半年くらいかけ、AYAMEが一番好みにあっていそうという結論に。
メル亭とドライブがてら店舗に赴きイメージ通りだったので即購入しました。デザインは気に入っているけど、鼻当てがないため汗をかくとずり落ちるのが難点。
deBUYER の鉄フライパン
26cmと20cmのものを購入。特に26cmは取り扱いがだいぶ難しく、重すぎて片手では持ち上げるのがやっとです。
焼き入れや使用後は油を引いたメンテは面倒ですが、その分愛着が湧くし、何より火の通りが良いです。テフロンと違って強火でガンガン焼けるので気持ちよく料理ができるようになりました。
デバイヤー 鉄 フライパン 26cm ミネラルビー エレメント 本格シェフ使用 5610.26
- メディア: ホーム&キッチン
Delonghi のケトル
お湯入れるならヤカンでええやんと5年くらい言い続けていましたが、実際にあると本当に便利で感動しました。
50, 60, 80, 95, 100 度 の5段階で温度設定ができ、コーヒーを淹れる時などめちゃくちゃ捗ります。
普段はデスクに置いていていつでも白湯を飲めるようにしています。
デロンギ(DeLonghi)電気ケトル アイコナ カフェ グレー 温度設定機能 / 保温機能付き 1.0L KBOE1230J-GY
- 発売日: 2019/03/01
- メディア: ホーム&キッチン
Beats I n Space の "BIS Radio Show #1053 with D. Tiffany" から良さそうな曲をpick
mixmag が選出した2020年のベストミックスを聴いていて、Beats I n Space の BIS Radio Show #1053 with D. Tiffany がかなりよかった。90年代っぽいハウスを主体にゴアトランスまでmixされていた。その中で特によさげだった曲をpickしてみた。
Lisa Carbon + Friends - Swing Me Machine
Do It (Toni's Club Mix)
EFFECTIVE FORCE - DIAMOND BULLET (ACT 5: VIRTUAL REALITY) 1992
Sourmash - The Blessing (In Disguise)
JPTanesha - care for me (BB rmx)
Spacepunks - Another Space (Pussy 2000 Mix)
Whoosh! - Sometimes [Otherdub] VINYL
RHYTHM MASTERS - Spanish Ritual [conga vibe mix]
5ive - Planet Be (Hashman deejay remix)
今年も文学フリマに出展した
第二十九回文学フリマ東京 (2019/11/24(日))
https://bunfree.net/event/tokyo2bunfree.net
結成3年目となる弊サークルmachidaniaは今年も文学フリマに出店した。
文フリ、ありがとうございました。
新刊「令和の怪談」は100部刷って90部くらい売れました(取り置き分含む)。
二年前に書いた「リクナビ2084」が合計40部売れたかどうかだったと記憶しているので大きな進歩です。
既刊分も含めると140部くらい売れた。これは割とすごい数字です。
昨年から以下のようなアプデがあった。
- webサイト公開
主にmemeくんが開発担当。
gatsby.jsで構築、ホスティング先はnetlifyをチョイスしてドメインも取得した。
netlifyの アカウント取得からデプロイまで正味30分しかかかっていない。そのあとチマチマUIを改修。
4名体制で毎日コミットし続け、現在も適宜継続して手を入れている。
町田なのに.tokyoにしてある所がポイント。
- Slackの導入
LINEでチマチマやってると広報、経理、スケジュール管理など有耶無耶になって朝起きたら忘れてる、みたいな事になりがちだったので移行した。
- デザインを内製
『リクナビ2084』『祝祭』では表紙イラストはデザイナーに外注していた。今回は適当に撮影した写真を背景に手書きイラストを載せる方向に着地。
一応今年のテーマは 怪談 なのでモチーフとしてバクを使ってる。
- 真面目にTwitterアカウントを運営する
https://twitter.com/machidania?s=09
他サークルや出店者をフォローすると意外に「Twitter見て気になりました」と言っていただける。
アクティヴに宣伝活動をするサークルは文フリには少ないので小さな差別化が地味に効いてくる。
- noteでアーカイブ作を公開
- 店舗ブースを2サークル分とった
これ結構重要で、狭いブースのサークルは目立たないし足を止めて読むこともできない。
加えてmachidaniaは5人体制なので1ブースに並ぶことができない。
今年は2サークルにしたせいか、壁サーに昇格したので余分に金を払ってでも複数ブースを抑えたい。
2018年の文フリではお隣のサークルが早めに退散していたので、空きスペースを譲ってもらった結果格段に売り上げが向上した。
作品の内容いかんに関わらず、積極的にお客さんに声をかけたりセールストークをするのは大変重要。売り子として座ってるだけじゃほとんど売れない。
(インターネットで有名な人がいるサークルなら話は別だが...)
最近やったこと
日記9
先日のことです。年に3回程度遠くの友人Kに会う機会があります。再開の知らせは季節の移り変わる時期を起点に突然SNSを通してやってくるのですが、今日集合する土地はここ東京で、それも遊び慣れた渋谷です。
日当たりの悪い窓の前にぽつんと座り、煙草に火をつけ敬愛する御社へのお便りをしたためているとやがて外も良い頃合いとなり、私は縒れたチャンピオンのスウェットから他所行きの装いに着替え始めます。今日はいつもの大酒飲みたちもいないので手持ちの洋服のなかでも極めて気に入ったニットを選んでも汚れる心配は要りません。
そうして多くの地方人達がそうするようにJR渋谷駅の忠犬ハチ公の前に集まった私たちは観光客の向けるカメラに写り込むことなど素知らぬ顔で目的地の大衆酒場を目指します。ハチ公像から京王井の頭線に向かい、大きな横断歩道を渡った先の、斜め左の通りをまっすぐ歩いて焼き鳥の山家などの不釣り合いなほど年季の入った名店を横目に、さらに奥、黄色い看板の小さな酒場に入ります。それまで一言も言葉を交わさない我々も一杯180円のハイボールを一息でグイッと飲み干して、二杯目半ばに差しかかる頃には、顔を赤らめながら近況について饒舌になります。単純純粋無垢な私以外はセンシティヴかつ教養深い淑やかな人ばかり。浮世の話に耳を傾けながら私はひたすら串焼き盛り合わせの身をほぐす作業に徹し、ここぞとばかりに日頃の鬱憤をブチ撒け、ああでもない、こうでもないと議論を交わします。お酒の力もあるでしょう、皆渾々と勇気が湧いてきます。しかし再会の喜びに近況報告も一段落を迎え自ずとそのような流れになったのでしょう、話題は生き死になどにすら向かい酒に飽き始めた私たちはひっそりと煙草を燻らせながら泣き始めるのです。
お勤めをおえたサラリーマンたちの声も徐ろに大きくなり始めた頃我々は居酒屋を後にしました。近くのセブンイレブンで買った珈琲を啜りました。飲酒の後の温かい飲み物は良い覚ましです。飲み屋から流れる生暖かい、油の混じった空気を浴びながらもどことなく再会につきまとう時間を感じるのはそうであるからこそ良いものです。そしてまた我々はあの大きな横断歩道で手を振り別れとりあえず帰路につきました。